中国国内のモバイルゲーム市場

現在、全世界でモバイル機器の所有率が増加しており、これに伴いモバイルゲーム市場も非常に活気に満ちています。昨年第四期にはGoogle Playのケータイアプリへの課金額が前年度同期の4倍以上となりました。

昨年、中国国内のモバイルゲーム市場は実質販売収入112.4億元、前年比246.9%の増加となりました。2014年の中国国内モバイルゲーム市場規模も爆発的な成長が見込まれています。中国国内の各優良モバイルゲーム企業は10億元以上の投資額を想定しており、日本と同様に有力な力を持った企業が市場を席巻していくと思われます。

App AnnieとIHSが共同で出した報告によると、モバイルゲームはグローバルデジタルコンテンツ市場をけん引しており、2012年から2013年にかけてデジタルフィルム、ゲーム及びアプリの消費量は30％増加しました。デジタルゲームの伸びは2％の増加に留まり、モバイルゲームの増加は2.9倍となっています。

日本はすでにモバイル市場において消費量が最も高い国となっており、今後もフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行も進むことで、高成長が見込まれると思われます。

日本にとどまらず積極的に海外市場を開拓していくことを目標としているゲーム開発会社も多く、中国市場進出もその選択肢の一つとなっています。2013年末、SEGA、NAMCO、KONAMI、CAPCOM、KOEI、TAITOなどの日本の大手ゲーム企業が中国進出を行いました。その中には中国で人気のある日本のアニメやキャラクターを用いたゲームも多々ありました。